校長 挨拶

新たな道へ

人間は理性という神の恩寵をもち、その力は無限である。しかし、平常ではこの無限性は隠れた宝のように気付かれていない。水が岩山を突き進んで流れていくように、人間も不思議と壁にぶつかったとき、また、災害が猛威を振るうときにこそ、何かの新たな道を求めるために、普段以上に理性を働かせるのである。平常の道を通らずに未知の挑戦をするので、つらいこともたくさんあるが、それを突破できれば、新しい世界や可能性を発見することができる。

生徒の皆さんにとって、自校の文化祭は皆さんの自主性を育み、もっている知識と知恵を輝かせる機会になる。残念なことに新型コロナウイルス感染症拡大によって、今までのような文化祭が不可能になってしまった。それなのに、みなさんはこの厳しい状況を前向きに捉え、新たな文化祭の実施方法を懸命に考え、もののみごとに打ち立てることができた。これが「南山男子部オンライン文化祭 飛翔祭2020」である。

オンライン文化祭によって、みなさんはより広い世界へ、より多くの人たちのところへと飛翔し、出会いの可能性を広げていくことになる。ICTの技術を飛行機にたとえたら、みなさんが飛行士になり、紳士の心をエンジンに、知恵と思いやりを両翼にすれば、今回の文化祭を通して結ばれた出会いが豊かになり、お互いの心と生活に幸せが広がる。

文化祭の成功を祈るとともに生徒の皆さんに嵐のような拍手を贈ります。

校長:ヨセフ・ブルーノ・ダシオン

実行委員長 挨拶

今年一年間僕ら含め全校生徒たちは部活の大会、体育祭、スポーツ大会、修学旅行など多くの楽しみや目標を失ってきたと思います。実際、僕も「どうしてこんな目にも見えないちっぽけなウイルスに俺たちの目標や楽しみを奪われなくてはいけないんだ」ってずっと思い続けた一年でした。しかし、僕たちはそんな全校生徒の目標や楽しみの場をどうしても作りたいと思い、このような形で文化祭を行うことを決意しました。今年の文化祭の見どころは何といっても南山史上初の試みとなる完全オンライン空間のみで行われる文化祭ですよね。「オンライン」という強みを生かし、今年の文化祭がまだ南山中学、高校を知らない全国の人たちに「南山」を知ってもらえる機会になることを願っています。提出された動画はすべて拝見させてもらいましたが、とても中高校生が作ってるとは思えないクオリティーでした。生徒200人×6学年+職員の皆様、全員が初めての経験であるのにも関わらず最終的に60近くのこれだけ素晴らしい動画が集まったことを本当に感謝しています。ライブ配信では全校生徒の皆さんでも参加可能な通常では経験できないであろう今年限定のスペシャルな文化祭面白い企画も数多く用意しています。まだまだライブ配信まで全員で楽しむぞ!!!

実行副委員長 挨拶

南山男子部オンライン文化祭2020をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。オンライン文化祭を開催するために南山生が誇りを持って、いろいろなことを精一杯作り上げてきました。来場者の皆様には、南山生の作品を思いっきり楽しんでいただせると幸いです。

また、私はこのオンライン文化祭を実施するにあたって、いろいろな通常ではありえない仕事をやらさせていただきました。こういったことは通常の文化祭が中止になっても、諦めずにオンライン文化祭を一緒に創り上げてきた実行委員、自分たちのやりたいことを一緒にサポートしてくださった先生方のおかげで経験できたと思います。本当にありがとうございます。

最後になりますが、今年度の飛翔祭を中止せず、飛翔祭の新たな歴史を刻めたことを感謝するとともに、来年、それ以降も、続いていく飛翔祭を実施する後輩たちに、この南山の伝統を引き継いでいただきたいと思います。ありがとうございました。